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2017-07

サマルカンド - 2014.12.02 Tue

世界史で習ったあの青の都「サマルカンド」に行く機会がありました。かっこいい街の名前の響きに加えて、シルクロードのオアシス都市という脳内イメージが完全に出来上がっており、哀愁漂う旅情溢れる街「サマルカンド」への期待はとても膨らんでいました。

実際に訪れたサマルカンドの街は、その名から期待していた中世の雰囲気などはまったくない近代的に整った装いで、最初軽くがっかりしました。生活と観光と世界遺産の保護をどううまくバランスをとるか迷っているような印象を受けました。

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ウズベキスタンは交通違反の取り締まりがなかなか厳しいようで、かなりゆっくり走っていたような印象なのに、タシケントからのバンでの移動の約4時間の道中で度々ある検問の一つでスピード違反を指摘されて、レンタカーの運転手さんが罰金を払っていました。移動中は景色を見るためにほとんどの時間外を眺めていたのに、いったいどこでチェックしていたのかまったく分かりませんでした。

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道中いろいろあったのですが、そこは割愛して、無事サマルカンドの街に到着しました。まずは道中の疲れを癒し、英気を養うために腹ごなしです。訪れたのは中々巨大な空間のレストランで、どんな値段の料理がでてくるのかとちょっとびびっていましたが、いたって普通の値段で安心しました。

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サマルカンドのとある大学構内になんとピラミッドの壁画が描かれていて、懐かしくなって写真を撮りました。緑がかった、何とも言えない絶妙な色使いで、とても雰囲気のよいものでした。

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仕事が終わり、少し遺跡を見学しました。この日はそもそも曇天で、且つ夕方になっていたので、本来ならば鮮やかな空色と群青色の綺麗な建造物がなかなか渋い色合いになっていました。それでも、独特な形状の巨大建築物は見応え十分で、真夏は40度を超える日差しがきつい乾燥地帯ということだけど、真夏の光、青空の下、この遺跡を見てみたくなりました。

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丸い帽子の細かい処理、刈り上げみたいな端っこの処理、どれも凝っていていちいちおしゃれで、日本とは全く異なる文化の香りがするデザインです。

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モザイク模様とでもいうのでしょうか、色んな色や形を組み合わせて、大きな意味で統一感を出すという壮大な仕事になっています。

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入口の天井を見上げると、そこにはまたすごい模様が…とても細やかな仕事と美しさに思わずため息が出てしまいました。

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これは天井だけの写真ですが、お祈りの間ということで壁面、天井が約3Kgの金箔でおおわれていて、いたるところに荘厳な装飾が施されています。まさにきんきらきんの室内です。

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欲しい…割れ具合、欠け具合が絶妙な古いタイルが展示されています。

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夕方+観光のOFFシーズンということだからなのか、土産物とも展示品ともとれる焼物が展示されているこのスペースは、残念ながらロープで仕切られて閉まっていました。

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壁面に描かれた、漫画発祥の地”サマルカンド”といいたくなるような珍妙な顔の絵は時の支配者を描いたものだそうです。偶像崇拝を許さないイスラムの法に逆らい、自らの権力を誇示するために一番目立つ正面の壁面に描かせたということです。

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ゆっくり座って眺められるようにでしょうか、感じのいいベンチが置いてあります。ほとんど観光客らいし人影はなく、私たちが占有できる状態です。

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どの建物も装飾やデザインがすごく凝っていて、見ていて飽きません。

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神学校の中庭です。こんな環境なら、建物に見とれさえしなければ、勉強も捗りそうですね。

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夜はこの街で働く人と楽しい会食の一時を過ごしました。この旅の間とてもお世話になった、ウズベキスタン産の赤ワイン「バギザガン」、重すぎずさっぱりとしていて飲みやすい飲み口でした。

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食事を終えて、ようやくホテルにチェックインしました。こじんまりとしたホテルですが、居室はとても快適で、居心地のよい中快眠できました。

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サマルカンドで泊まったホテルの外観です。なんとなく遺跡を思わせる素敵なデザインでした。勝手に脳内に作った「サマルカンド」のイメージにより、当初、勝手にがっかりしていましたけれど、過ごしてみると落ち着いた街の雰囲気が好きになっていて、1泊だけではもったいないと思うようになっていました。


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● COMMENT ●

原村モンゴルランド・・・なんかあまりお客さんが来そうにない響きがするのは気のせいでしょうか。スポンサーはやはり白鵬あたりにお願いして、相撲ファンを呼び込むべきでしょうか。名産の岩塩ですけれど、おちゃさんの美味しそうな手料理の彩りになるのか、不明ですけれど、何らかの手段を用いて年内にお届けします(受動的配達法を使うので、お届けという表現は間違いですが)。

グローバル唐草模様センターはニッチなニーズを満たす事で、マニアの集う場所になりそうですね。これからは訪問する国々で唐草模様に注目するようにします。

偶然唐草模様と書きましたが、よく考えると唐草模様は地中海からシルクロード、東は中国を経て日本まで、パターンは違えど広がる文化あるいは芸術。issy-familyさん、原村の家に戻られたら、2つのビジネスを始めましょう。ひとつはすでに申し上げたモンゴルランドの建設。原村は日本のモンゴルだ!がキャッチフレーズで羊と触れあい、食べ、馬乳酒を飲む蒙古総合文化的レジャーランド。もうひとつはグローバル唐草模様センター。唐草模様がどのように世界に広がり、どのようなパターンが今まで世界に普及したかを時代別地域別にグローバルに語るめったに見ないニッチな博物館。その時代や地域による模様の差や、意外な一致が歴史へのロマンと興奮を誘います。サマルカンドに行ける今が資料収集の貴重なチャンス。あのベッドカバーの写真すら資料になるかも。

Re: タイトルなし

おちゃさん、コメントありがとうございます。
ベッドカバー???と思わず記事の写真を見なおしてしまいました。
確かに唐草模様ですね。

戻ってきてから家族と共に写真を見ながら、あらためて
美しい町だったなと思いました。
どちらかというと、腰が重いタイプの人間ですが、
どこかに旅行に出かけるのもいいかな、という気持ちにさえ
なりました。

貴重な体験でした。

いやぁ~exoticとはこのことか。
行ってみたいです。いろんな文化がそこでふれあい、
何年もいろんな変化を経て・・・。

装飾が美しいですね。
ベッドカバーまで・・・。でもふろしきの唐草模様
みたいでもありますが。

楽しませてもらいました。


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