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2017-09

テカポ湖 - 2013.02.16 Sat

雪を抱いた山々、テカポ湖の白みがかった独特な青い水、とても美しい景色。2006年の8月、キャンパーバンを借りて家族でニュージーランドの南島を約1か月間旅した。

DSC00169.jpg
うみと寄り添いながら湖を眺めている。テカポ湖を眺めながら、この頃まだお腹にいた息子の存在を強く感じる写真だ。


南半球に位置するニュージーランドは冬で、今のモンゴルと比べるとたいした寒さではないけれど、当時は赤道近くの常夏の島、パプアニューギニア住んでいたので、到着していきなり雪が降っていたこともあり、あまりの寒さにうみは泣き出してしまう程であった。

到着初日から雪に歓迎されるなど、波乱含みではじまった旅だったけれど、街で地図を眺めながら目的のホテルの位置を確認していれば「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくれる女性がいたり、かつてのホストファミリーが突然の再会にも関わらず一晩の宿を提供してくれたりとさりげない親切をたくさん受け、大好きなニュージーランドに戻ってきたんだとしみじみと実感することができた。

クライストチャーチからアシュバートンという町経由でテカポ湖を目指す途中、私たちの旅行はいつも行き当たりばったりなのでこの時も無計画にドライブしていた。とりあえずまだまだテカポまでは遠くて到着しそうもないし、眠くなったので、どこらへんにいるのか分からないけれどベッドが付いているキャンパーバンに乗っていることだし、車を止めて眠ろうと思ったのが運のつき、道端の空地に乗り入れたところ、泥濘にタイヤをとられにっちもさっちも動けなくなってしまった。

雪が解けて場所がぬかるんでいる上に少し斜めになっているため、車体が重い2輪駆動のキャンパーバンではタイヤ空転して動けなくなってしまったのだ。周囲にある石や木端などいろいろなものを浮いた側のタイヤにかませて脱出を試みたが、眠いし寒いし暗いしこれはだめだ、ということで寝ることにした。

朝起きても当たり前だが当然特に状況は改善されていない。近所に民家らしきものもなく、携帯電話もない、公衆電話も見当たらないが、AAという日本で言うところのJAFみたいな団体に救援を乞うべく、AAの電話番号をメモした紙を持って道路わきに立ち、車を停めることにした。

それほど交通量の多い道ではなさそうだったけれど運がいいことに坂を下ってくるその朝一台目の車が、手を振る私たちを見つけて止まってくれた。その車はこのあたりの道路をきれいにする作業車で、作業員の方がすぐに私たちの状況を察してくれて「スタックしたんだな、いま車をまわしてくるから」というとすぐに車の向きを変えて積んであったロープで牽引してくれた。ところがキャンパーバンが重すぎるのとロープの強度不足で脱出は叶わず、おそらく作業に使うのであろうロープは、無残にもブチッと音を立てて切れてしまった。

しかしこの方は私たちを見捨てることなく「この近くの農場からロープを借りてくるから」と言い残しその場を作業車で離れた。しばらくすると前のよりも頑丈そうなロープを持って戻ってきて、再度の牽引により無事に泥濘から脱出することができた。私たちの車が動けるようになると、男性はさっさとロープを片付け、お礼にお金をという私たちをさえぎり、私たちのお礼の言葉に手を振って行ってしまった。

不注意で起きた不運な出来事だったけれど、よい出会いに恵まれてとても嬉しい気持ちで、覚悟していたよりもかなり早く移動を再開できた。そうしてテカポ湖にスタックする前に考えていたとおり昼前につき、湖畔レストランで、楽しみにしていたサーモン丼を堪能することが出来た。

このお気に入りの一枚には、さわやかな出来事とお腹いっぱいの満ち足りた気持ちも写りこんでいるのだろう。私たちの大好きな国、ニュージーランド。


● COMMENT ●

Re: タイトルなし

日本人が多く被害に遭い、日本でも沢山報道された2010年の地震の前年にも比較的大きな地震があって、知り合いなどは大変そうでした。ただその時は建物の大きな崩壊などのニュースはなかったように思います。2010年の地震でカセドラルが崩れたというニュースを聞き、その映像を目にしたときには衝撃を受けました。クライストチャーチの中心的な存在で、何度も見ていたからです。

おちゃさんのお知り合いは、ニュージーランドがとってもお好きなのですね。おちゃさんも一度足を運ばれたら、気にいるのではないかなと思いますよ。

クライストチャーチの地震では、日本人が多く被害にあった新しい建物に加え、
街の中の古い美しい建物もたくさん倒壊していましたね。

たしか、雨もすごく多い地域だと聞いたように思います。私の知っている方は
雨すら自慢していましたが。

Re: タイトルなし

テカポ。
おちゃさんのおっしゃる通り、マオリの言葉で「夜の寝床」という意味だとありました。

ニュージーランド、おすすめです。
我が家もいずれもう一度ニュージーランドを旅したいと思っています。

ただ、クライストチャーチに住んでいた(あるいは、いる)知り合いたちは、
2010年9月と2011年2月の2度の地震で、家が大変なことになっていて
保険の関係でその修復や建て替えがままならず、クライストチャーチを離れたり
クライストチャーチで若干不便な生活を送っていたりするようです。

我が家も地震後のクライストチャーチは知らないので、将来ニュージーランドを
訪れた際に、どんな風景に出合うのか少々ドキドキしています。

テカポ。
きっとマオリ族の言葉なんでしょうね。
私もNZに行ってみたい。ある日本人でクライスト・チャーチに
すむ人が、天国だ!って言ってました。


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