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2017-09

断熱材選び - 2011.12.01 Thu

夏の原村滞在の折、ホームデザインHARATAの原田さんからは断熱材については2種類の提案があった。パーフェクトバリアというものとアクアフォームというもので、見本を手元に頂き、インターネットで情報を集めつつ、比較検討した。調べてみて、以下のような特徴が分かった。

エンデバーハウス株式会社のパーフェクトバリアとは
●次世代省エネ基準対応の高い断熱性を誇ります。
●リサイクルペット樹脂から製造した環境対応品です。
●接着剤、代替フロンなどの有害物質は一切不使用、ゼロホルマリンでシックハウスの要因物質を一切含みません。
●粉塵が飛散しにくい、極めて安全な施工性です。
●耐候性が高く長期使用を実現します。
●湿気を吸わない高い透湿性能で断熱性能を維持します。
●自己消火性がある、高い防火性能(引火点410℃)を有します。
ということで、とにかく自然に優しいリサイクル素材で使用後ももちろんリサイクルが可能で、施工性がよい、断熱性能が良いという特長がある。しかし工賃も含めた価格が高いという点がネックだった。

アクアフォームのホームページはパーフェクトバリアほどは特長が分かりやすくまとめられていなかった。水で発泡するウレタンということで、施工性はさすがによく、発泡ウレタンの特性で隙間なく断熱材の施工ができ、断熱性能がよい。なにより価格が安いというところが魅力的だ。身体に害はなさそうだけど、水で発泡した直後は自己接着力があるため周囲に固着して、断熱性は高まるが、結果的に産業廃棄物を増やしてしまいそうで、自然に優しい素材ではない。一応、廃棄するときに断熱材以外の用途で再利用可能とあるけれど、それでも使用後固着した周囲の物もまとめて産業廃棄物になりそうな感じが大きなマイナスポイントだった。

アクアフォーム1 アクアフォーム2
アクアフォーム

そもそもアクアフォームの方は、予算が厳しくなっていた我が家のことを考え、原田さんが今まで施工した事例はないけれど、建築コストを減額するために提案してくれたものだった。ものすごく厚く施工してピクリとも動かないようにするので万一の地震でも多分大丈夫だと思うといわれたけれど、メーカー自身が震度5以上の地震で断熱材が剥離する可能性があるとして申告している。

今の世の中、強い地震が起きる可能性は日本全国どこでもあるのではないかと考えたほうが無難である以上、アクアフォームは地震の影響が心配だ。一方でパーフェクトバリアはその素材の特性から、地震で断熱材自体がダメージを受ける可能性はとても低いように思えた。

イッシーはもともといいものが好きだけど、予算のなさには勝てないため妥協するしかないかと考え、アクアフォームの採用に傾いていた。しかし大震災の時福島で被災し、家だけでなく道路さえも破壊する地震の恐ろしさを経験していたみほに後押しされて、泣く泣くパーフェクトバリアを選択した。こうして私たちの家の断熱材はパーフェクトバリアのブロータイプに決定した。

パーフェクトバリアという断熱材は、実はイッシーが大変気に入って愛読しているブログで施工の様子が紹介されもともと気になっている断熱材だった。そのほぼセルフビルドで建てられたお宅の断熱性能は素晴らしいもののようであることも背中を押してくれた。予算と性能のバランスがよさそうなアクアフォームを選ぶことができなかった理由として、サンプルを触るとぽろぽろ粉が落ちてきて、この素材の紫外線耐性や経年耐性に疑問を持ってしまったということはとても大きかった。

パーフェクトバリアブロータイプ パーフェクトバリア・ブロータイプ3
パーフェクトバリア・ブロータイプ

実は、このパーフェクトバリア、他にもいくつかのタイプがあり、此度、原田さんから、より断熱性の高い効果を出し、我が家が心配している地震の際に断熱材が沈下したりというトラブルの可能性を回避するために、パーフェクトバリアのボードタイプへの変更を提案された。実はお気に入りのブロガーさんのお宅のパーフェクトバリアはボードタイプだ。

夏のプランニングでは、いろいろあまり妥協せずに決めていったため、予算が乏しくなっていることを知っていた原田さんは、ブロータイプでも性能は十分ということで提案してくれていたが、よりよい結果を求めるならばということでの提案だった。今でもたまに追加のお願いをすることがあり、実は予算の問題は改善どころか悪化しているのだった。

そして、ボードタイプの方がまず材料費が高い。断熱材を機械で吹き込むブロータイプと異なり、手入れとなるためにかかる人件費、そして当然工期も余計に掛かり、経費が上積みされてしまうのだ。これまでの仕事で原田さんとそのチームが確かな技術と情熱を持ち、細部を丁寧に施工してもらっていることが、この遥か彼方のカイロからも分かっていた。今のままでも期待される性能はきちんと引き出されると思われるが、更に性能を高める結果を出したいと考えてくれているということである。

パーフェクトバリア・ボードタイプ パーフェクトバリア・ボードタイプ2
パーフェクトバリア・ボードタイプ

今まで見せていただいたお仕事、説明していただいたお話、送っていただいた写真を通じて、原田さんを信頼していた。我が家の断熱材はパーフェクトバリアのボードタイプを使用することに最終的に決定した。


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● COMMENT ●

Sakiさん

そうですか、2000年当時は2種類だったものがこうもバリエーションを増やしているのですね。やっぱり建材は安かろう、良かろうというものは少なく、高かろう、良かろうというものが多いですよね。発泡ウレタンの価格の安さはものすごく魅力的でしたけど、私たちとしてはかなり悩み、苦しいけど最良な選択をと思い決心したので、また再度選択肢が出てくるとは思っていませんでした。信頼する建築士さんと彼のチームにいい仕事をしてもらって、選んでよかったといえるといいなと思っています。

パーフェクトバリアも今は色々ありますよね。
2000年当時は2種類しかなく、断熱性能最優先で、
泣く泣くボードタイプです。
当時はかなり割安で入りましたが、それでも高かったです。
10年経ちますが、冬が来るたびに、
無理して良かった~としみじみ思います。
発泡ウレタンは、全く同じ理由で私もあきらめました。
断熱材って、あとからやり直しが出来ないし、
良いものは高いし、ベストな選択をするのか、
ベターで行くのか、かなり迷うところですよね…。


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