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2017-10

2009年夏 家族旅行・理想のイメージを探しに ~海外からの家づくり~ - 2011.09.07 Wed

カイロの気候は砂漠のような気候で1年の半分以上は暑く、雨も殆ど降らない。プランを考えていくのに、何もかもが信州と違いすぎて、赴任したての最初は将来の移住計画そのものがまるで夢のごとく遠い出来事のようで実感がなく、あまり深く考えることができなかった。

イッシーのポジションは1年に1回は長期休暇が取れるような制度がある。3年間の任期であれば3回は長期休暇があるということだ。その他にも、エジプトはラマダン(断食月)明けのお祭りの連休、犠牲祭の連休、イースターの連休などがあるのでそれらをうまく使えば日本に定期的に帰ることもそんなに難しいことではなかった。

しかし、赴任後1年目の長期休暇は日本に帰らず、家づくりのインスピレーションを得るために、イタリア、スイス、クロアチア、サンマリノとヨーロッパの国々を見て回ることにした。

ヨーロッパへはカイロからまずローマに飛行機で移動し、ローマからは主に列車を使い移動した。首都での生活に飽々していたので、ローマ市街の滞在は避けて、まずはフィレンツェで一泊、この旅行の少し前、母を訪ねて三千里を観ていたことから、滞在を決めたジェノバの丘の中腹あたりにあるユースホステルで数泊したあとミラノ(これも正確にはミラノから数駅離れた場所に宿をとった)を経由してスイスに抜けた。スイスではインタラーケンとサンモリッツに滞在し、再びイタリアに入り、リミニに滞在、サンマリノを訪れた。バーリから船で一夜かけてクロアチアのドブロブニクにわたり一週間程滞在、帰りも船でイタリアのバーリに戻り、列車でローマに移動して、ローマ郊外のキャンプ場に滞在してから飛行機でカイロに戻るという行程だった。ヨーロッパ国内の移動は列車だったので、移動に時間はかかったけれど、その分いろいろな景色を見ることが出来た。

クロアチアのドブロブニクといえば、世界遺産にも指定されている海に突き出た城壁に囲まれた中世の城塞都市が特徴的で、我が家の大好きなジブリ作品の一つ、魔女の宅急便の街のモデルになったという噂もあるところである。イタリアやクロアチアの家は白い壁にオレンジ色の屋根など、色使いがお洒落で、形も可愛いかったけれど、それらの国の中でも私たちが訪れたのは、比較的雨の少ない沿岸地域だったため、軒が短い石造りの家ばかりで我が家がこれから建てようとする家のイメージとは違う感じだった。

スイスでは、ニュージーランド人の知人たちが薦めてくれたインタラーケンという、山岳地帯へのアクセスの良い街に滞在した。普段、カイロの埃っぽく、排気ガスで淀んだ空気の中で暮らしている私たちが、心待ちにしていた訪問先の一つだった。綺麗な景色と、清涼なおいしい空気、秩序ある時間の流れがなんとも心休まる貴重なものだと気づくことが出来、これからの信州での暮らしに思いを馳せた。一週間、本当に楽しく、リラックスして過ごすことが出来て、薦めてくれた知人には本当に感謝した。

滞在したユースホステルの周辺のエリアを何度も散歩し、いろいろな家を見て回った。気候も原村に近く、木の家が多く、家の形も私たちの好みに近くて眺めて歩くだけで楽しかった。また、庭も良く手入れされた家も多く、色んな面で参考になった。

まだ、うみが3歳になったばかりの頃、まだそうたがみほのお腹の中にいたとき、キャンパーバンを借りてニュージーランド南島を旅行した。その時に滞在させてもらったスイス人とニュージーランド人のカップルの家には時計がたくさんあり、その中にクックークロック(鳩時計)があり、うみがいたく気に入っていた。かっこうが出てくるのを飽きもせずに眺めては、何度も出してくれるようねだっていた。

クックークロックはインタラーケンで購入したと聞いていたので、自分たちの家に置くために一つ、気に入ったものを見つけて購入したいと、インタラーケン中の時計屋に何度も足を運び、これから建てる家と鳩の家のイメージを重ね、私たちの時計をを見つけることが出来た。

時計はスイスから直接みほの実家に送ってしまい、その後は見ていない。今から、旅の思い出でもある時計ををどこに設置するか家族で相談しているところだ。


2009年夏 ヨーロッパ旅行(イタリア) - 2013.02.25 Mon

2008年末、美山の里に土地を購入してエジプト・カイロに赴任した我が家は、2009年の夏の休暇を利用して日本に帰国するのではなくヨーロッパ旅行に出かけることにした。

ヨーロッパの建築物、といっても歴史的な建造物という意味ではなく、普通の人々が住む家を見て回ることでこれからの家づくりの参考にしたいと思ったからだ。どこの国をまわるかをじっくり検討した結果、スイスとクロアチア(特にドブロブニク)を訪ねてみたいということになり、カイロからのフライト料金が一番安価なイタリア・ローマに飛んでそこから列車でイタリアとスイスをまわり、クロアチアのドブロブニクにはイタリアから船で渡るという日程を組んだ。

フィレンツェ
イタリアでの思い出といえばとにかく駅員とのやり取りでなかなか必要充分な情報が得られず、空港からローマ中心地に移動する列車のチケット購入に苦労したこと、ユーレイルパスの有効化をするのにいくつもの窓口をまわったことだ。初日の出来事に若干へこんだが、夕飯に食べた安くて美味しいピザのお蔭でそんな気持ちは一気に吹き飛んだ。

フィレンツェ ドゥォーモ
フィレンツェでは有名なドゥオーモを外から見学した。

ジェラート屋さん ジェラートを待つ子供たち
イタリアといえばジェラート、ということでジェノバ滞在中に目についたジェラートのお店に立ち寄った。たまたまなにかの取材が行われていた。これって美味しいお店ということかな?と思いつつ2種類の味のジェラートをチョイス。美味しくて子供たち、次の一口が待ちきれない状態だった。

カット前 ミラノの床屋2
イタリアで散髪をしてみたいということで、ミラノに滞在中宿の近くを散策し床屋を見つけ、イタリア語は出来ないため身振り手振りで意思疎通を図り、いっしーとそうたの散髪をしてもらうことになった。散髪前のそうたは、ずいぶんと長髪になっていた(写真左)。

カット後
散髪後、宿に戻って記念撮影。イタリアンな感じがするかな?

ミラノを出発し、私たちの旅はいったんイタリアを離れスイスに移った。


2009年夏 ヨーロッパ旅行(スイス) - 2013.03.09 Sat

イタリアからヨーロッパの新幹線、ユーロスターでスイスに移動した。ニュージーランドで生活していた時にお世話になった知り合いたちが特にと薦めていたインターラーケンに一週間ほど滞在した。

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インタラーケンからはユングフラウやその途中の町を見て回ったりして過ごした。天の邪鬼な我が家は日本人に大人気だと言うグリンデルワルドを経由せず、反対のラウターブルンネンを経由するルートを利用した。その途中で目にした、間近に断崖が迫る村の雄大な景色は厳しさと美しさが同居する素晴らしいものだった。忘れえぬ景色である。

きしゃぽっぽ
別の日にはインタラーケンオスト駅からブリエンツ駅まで列車で移動し、ロートホルンの山頂までは電化されていない路線をアプト式と呼ばれる、ラックレールやピニオンギヤを使い列車でも安全に山を登れる方式で走っている赤くかわいい登山鉄道を利用した。私たちが乗ったのは、なんと動力車が蒸気機関車で、途中給水で一時停車するなど、とっても面白かった。

風の谷
登山鉄道は約50分間をかけて山頂を目指す。途中の風景は、乾いた色が中心で色の変化の少ないカイロから来た私たちの目を楽しませてくれる優しい色であふれていた。

でっかいわんちゃん
山頂ではとても大きな犬にも出会い、犬好きのイッシーとそうたは大喜び。

ブリエンツ湖船
ブリエンツからインタラーケンまでの復路は、ブリエンツ湖を渡る蒸気船を利用した。

Umi`s clock
一週間の滞在中、何度もインタラーケンの町中にある時計屋を巡り、「うみのクックークロック」を探して回った。そうして見つけたお気に入りのひとつは、我が家で出番を待っているところだ。

その後、ブリッツからサンモリッツまでは氷河特急を利用して移動した。一等の車両は屋根の肩の部分まで窓になっており、最前列の車両に乗ったこともあり前方の景色も含めて、広々としたその車窓からの景色を堪能することが出来た。

6時間ちょっとといえば、茅野から北九州の小倉までの移動時間に匹敵するが、その優雅さと言ったら比べ物にならないものだった。サンモリッツからはベルニナ急行に乗って、途中有名な360度ループを通過してサンモリッツで下車、数泊したのちスイスを後にした。


2009年夏 ヨーロッパ旅行(イタリア・リミニ、クロアチア・ドブロブニク) - 2013.03.22 Fri

スイスのサンモリッツからの列車で再びイタリアに入った我が家の目的地は、靴の形をしたイタリアのヒールの付け根よりほんの少し上にあるバーリという、クロアチアのドブロブニク行きのフェリーが出ている町だった。旅程を検討している段階で、バーリまで列車で行くには結構な時間がかかることが分かり、いくつかの町で泊まる必要があることが分かった。

パスタ好きの我が家は「ボロネーゼに似てるから」という理由で一泊めの町をボローニャに決定した。ボローニャでの宿泊先であるユースホステルは町の中央からは少し離れた若干不便な場所にあったけれど、ボローニャに着いてから入ったトラットリアで若干押しの強い店のおじさんに薦められるがままに食べたパスタは満足の行く美味しさだった。おじさんが食事の途中でオリーブオイルのビンを片手にやってきてそれを私たちの食べているパスタに何やらイタリア語を話しながらドバドバとかけたときには目が点になったけれど、また一味違った美味しさになって驚いた。我が家でのオリーブオイルの消費量が急激に増えたのはこのお店での経験があったからに他ならない。

ボローニャからはリミニという海沿いの町に移動してそこで2晩を過ごした。不思議な独立国サンマリノにも立ち寄ってみたい、ということもあり、サンマリノまで日帰り可能なリミニを拠点に選んだのだが、リミニはとても観光客の多い町で、しかも海沿いの町らしい陽気さがあって、それまでのどこか油断できないイタリアのイメージとはかけ離れた過ごしやすさを感じた。ここなら何泊でも過ごせるな、という感じだ。バスで無事サンマリノ観光にも行くことが出来て満足の滞在だった。

リミニからバーリまでは普通列車で6時間ほどかかった。バーリの町中で食料を調達し、バスに乗ってフェリー乗り場まで移動した。フェリーは夜22時過ぎに出発し、漆黒の闇に包まれたアドリア海を渡り翌朝8時過ぎにクロアチア共和国のドブロブニクに到着した。

ドブロブニクではVila Valaというアパートメントタイプの宿泊施設に一週間滞在した。キッチン付のなかなか広い居室からなんのしきりもない階段を下りると、オーナーの自宅に通じているという不思議な作りだったけれど、オーナーは初日にわざわざ港まで私たちを迎えに来てくれていろいろなインフォメーションをくれて以降は、ほとんど顔を合わせることもなかった。

ドブロブニクの市場
アパートメントタイプでキッチンが付いていたので、スーパーや市場で買い物をしてほとんどの食事は自炊してすごした。この時イッシーが思いつきで作ったトマトとニンニクの冷製パスタが家族全員に好評で、これ以降たびたび作って食べるようになった。

ドブロブニクといえば世界遺産でもある旧市街、残念ながら滞在していた宿は旧市街の中ではなかったので、滞在中バスを利用して何度か足を運んだ。同色の屋根の色と壁の色という統一感のある街並みが、海のキレイなブルーに囲まれた光景が印象的だった。城壁の上も長い時間をかけて歩き、そこからの風景を沢山カメラに収めたが、データを保存しておいた外付けハードディスクが破損してしまい、再び眺めることが出来ないのが残念でならない。

海賊船
城壁を歩いている時に見かけた船が、海賊船のようでとてもかっこいいと記念撮影をした。

海賊船に乗って
市街地の中にある港に同じ船を発見した。城壁の周りをぐるりと回るサービスをやっているいくつもの観光船のうちの一つらしかった。高速船などもある中、あえて外見のカッコよさでこの船に決定。格好はいいが、バランスが悪くて少しの波でもありえないほど大きく揺れた。その乗り心地については写真の子供たちの表情が物語っている。それにしてもみほは船に弱いはずなのにかなり嬉しそうだ。

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宿泊していたアパートからすぐ近くにあったラパドビーチには毎日のように出かけて海水浴を楽しんだ。

クロアチアのドブロブニクでは旧市街散策や海水浴、そしてアドリア海でのダイビングなどのんびりした中でもいろいろ盛りだくさんの休暇を過ごすことができた。おいしいサラミや名産のハンドメイドのレース編みによるテーブルクロスなどのお土産を買い込み、再びフェリーでイタリアのバーリに戻った。そこからローマに移動して、空港近くのキャンプ場のキャビンに一泊して翌日には飛行機でカイロへ戻った。

初めてのヨーロッパは、渡航前に抱いていたような取っ付きにくさはなく、それぞれの国の雰囲気、文化、空気がとても素敵で、またいつかまだいっていない国々を見てまわりたいと思った。


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